ヘリテージツーリズムとは遺産、継承物、伝統、伝承を訪ね、その背景などにふれ、先人達の偉業を見聞・体感するものです。
長崎において軍艦島クルーズを提供している弊社(やまさ海運株式会社)が、「ながさきのヘリテージツーリズム」と名づけ、「新・観光丸」にてご案内をしております。(「新・観光丸」についてはこちらをご覧ください。)
長崎港は海を荒らす北西風に左右されない「天然の良港」だったこともあり、特に造船の分野においては、幕末から明治にかけて世界に類を見ないほど飛躍的な進化・発展を遂げました。
当時から百数十年を経て、ジャイアント・カンチレバークレーンや大型船の修理ができる第三船渠などは現役で活躍しており、2015年7月、世界文化遺産への登録も果たしております。明治維新のキーマンともよばれるトーマス・B・グラバーの旧住宅は一般に公開され、初期の洋風邸宅建築として建築デザインやインテリア、スコットランド洋式の庭園など、多くの称賛を集めています。
これら数々のヘリテージ資産をわかりやすくガイドできるよう、地元有識者(長崎大学、佐賀大学名誉教授、郷土史家で組織する長崎史談会、徴古館学芸員)を資料編纂し、独自のヘリテージガイド養成講座を開講。2016年3月現在、30名余のガイドを育成し、組織、体制化しております。
「新・観光丸」体験クルーズでは、この専門ガイドが乗船して「明治日本の産業革命遺産」の詳細や先人たちの知恵、挑戦の末の成功を「見て」、「聞いて」、「学んで」、「体験」していただくことができます。
生徒たちにとっては、先人達のたゆまぬ努力を知り、新たな発見や生きる力を見出すことができる、貴重な出会いの場となることでしょう。
※当体験プログラムは、中小企業地域資源活用促進法に基づき認定を受けた事業計画によって開発されています。